スティーブジョブズ氏、村上春樹氏も使っている言葉の技術

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みなさんは生活の中で言葉の技術を使っているだろうか。ほとんどの人はあまり意識をしない分野だろう。しかし、コミュニケーションにおいて『言葉』はうまく使えば非常に強いツールだ。今回はコピーライター/作詞家として活躍する「佐々木圭一さん」著者、ダイヤモンド社出版の「伝え方が9割」について話していきたい。

まずは当書のデータから。

売り上げ130万部を突破している(2019年1月時点)大ヒットの書籍だ。様々なブログやサイトで取り上げられてきたため、今更感は否めないが、2020年2月頃から今日まで収束の目処が立っていないコロナウイルスが猛威を振るっている今、コミュニケーションの形に大きな変革が起ころうとしている。

各社がこぞってリモートワークを行い、会議やプレゼンですらリモートだ。コミュニケーションロスも非常に多い。だからこそ今一度コミュニケーションの大切さを伝えたく、当書について“今だからこそ”の視点で紹介していく。

この本を読むことで得れるものは?

“ 人を自分の思うままに操る力 ”

まるで超能力やメンタリズムのような胡散臭い内容に聞こえてしまうがそうではない。既に読んでいる方はもちろん、当書で言葉の技術を学び、実践することで、きっとこの意味はお分りいただけるだろう。

『人を自分の思うままに操る力』は大きく分けると2つに分けられている。以下がその内容だ。

①『NO』を『YES』に変える技術
たった3ステップでNOをYESに変えることが可能になる。

②強い言葉を作る技術
5個のテクニックがあり型にはめ込むだけで非常に強い言葉が作れる。

2つの技術を学び、“今”でどのように使うことができるか。


リモートワークの部下、後輩をしっかりと動かす。

例えばあなたが会社で上司、先輩の立場であるとしよう。あなたは部下、後輩をマネージメントしなくてはならない。隣で直接指示ができればコミュニケーションロスは少なく、管理、指示もしやすいが、リモートワークの今はそうは行かない。もしかしたら部下、後輩は“目”や“耳”が無い開放感から怠けているかもしれない。中には手が空いているにも関わらず、忙しいと言っている人もいるかもしれない。
ただそれを知る手段は直接家に出向くかZOOMを常に繋げておく他方法はありません。
そんな時に当書で得れる『人を自分の思うままに操る力』を使えば、過度な管理などせずとも、部下、後輩に言葉の技術を使い、コミュニケーションを取るだけで能動的に必要な仕事をしてくれる


巣篭もりの一般消費者を動かす。

企業がこぞって巣篭もり需要に合わせた施策を展開している。このピンチをチャンスに変えて展開することは非常に有効打といえる。ただし、ここで重要なのは伝え方だ。本書でも誰しもが知る「そうだ、京都へ行こう。」について触れられているが、この例も1個のテクニックが使われているというものだ。

「そうだ、京都へ行こう。」は「京都へ行こう。」に「そうだ、」という適したサプライズワードを入れ込むことで消費者を動かすことに成功している。
例えば、現状の巣篭もりに当てた“家の中だけでできるダイエット”があったとしよう。これをストレートに伝えると、「家の中だけでできる簡単ダイエット」となるが、上記例のようにサプライズワードを加えると「えっ!家の中だけで!?簡単ダイエット」とすることもできる。このような強い言葉を作り出す技術が山ほど詰め込めれている。


言葉の技術を学ぶことができる本書。

“人を自分の思うままに操る力”がほしい!と思ったら
家で過ごす時間が長い今、ぜひ読んでみてはいかがだろうか。

この記事を書いた人

km

km

映画と本が好きな編集者兼デザイナー。

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