超一流の雑談力 / 119ページより引用
三流は、人に嫌われて帰り、
二流は、すぐに顔と名前を忘れられ、
一流は、たった1回の雑談で親友になれる。
本書を読み、私が特に学びが多かったのが、『出会ってすぐに距離を縮める方法』に関してです。お客様と親友(パートナー)のような関係になれることが、経験上、なによりも成果につながると考えているからです。
その中でも、私の独断と偏見で厳選したベスト3を紹介したいと思います。
第3位:『人は出会って2秒、1万4000の要素から第一印象を決める』
アメリカの心理学者ティシモー・ウィルソンは「人は初めて出会った相手を最初の2秒で値踏みする」と研究で明らかにしています。無意識のうちに、1秒で14000もの視覚情報を取り入れて、「優しそう、誠実そう、暗そう、信用できなさそう」などおおよその印象を作るとのことです。書かれている1番大切なことは、当たり前のことですが、表情をよくすること。特に初めて会うお客様とは、始めから明るく元気で笑顔でいるほうがよさそうですね。
第2位:『褒めるときは「つぶやき褒め」視線を唯一はずしてもいいタイミング』
会話中、基本的に目線は相手の顔に向けるべきですが、本書では、一つだけ、相手から視線を外していいタイミングを教えてくれています。それは、相手を褒めるときとのこと。良い話や感動する言葉をもらった時に、視線を外し、つぶやくように相手を褒めると、嘘くささもなく、距離が縮まるそうです。「さりげなく出る本音」を人は信用するんですね。
第1位:『「ファンになっていいですか?」でハートを打ち砕く』
人間に、は相手から伝えられた気持ちを鏡写しのように返そうとする「返報性の法則」があるので、伝えられた好意は好意で返してあげたい習性があるとのことです。
相手が言ったことで何が良かったのか具体的に伝え、また教えてほしいという意志も伝えて、「ファンになっていいですか?」というのが何よりも効果的とのことです。
最後に
いかがでしたでしょうか?
個人的に本書を読み、人との距離を縮める最大のコツは、『相手を好きになる』ことではないかと思いました。もちろん人それぞれ好き嫌いはあるかとは思いますが、この機会に、まずは『相手を好きになる』ことからはじめて、さらにビジネスにおいて成果を上げていくことを目指すのはいかがでしょうか?他にも有効的な手法が本書には書かれておりますので、ぜひお読みいただければと思います。