『漫画から学ぶ人生と仕事』というテーマでお送りするbook marks MAGAZINEの特別編第2段。今回は、スラムダンクから学ぶ人生と仕事第2弾として、4巻〜9巻の中から、私目線で仕事に活用できる学びをいくつか紹介したいと思います。
注意:ネタバレを含みます。
第2弾:4巻〜9巻の学び
トップマネージャーからの言葉
仙道率いる強豪、陵南高校との練習試合で惜しくも敗れた湘北高校。
インターハイ予選地区大会が目前に迫り、厳しい練習をしている花道達。
あくまで目標は全国制覇だと全員の目標を改めてすり合わせをしたところで、安西先生からの一言『君たちは強くなる….』。
練習試合で負けた悔しさが残りつつ、次の大会に向けて目標を再認識したタイミングでの監督からの強く短いポジティブな言葉は、とても胸に刺さります。
これは仕事ではマネジメント/チームビルディングに活かすことができるのではないでしょうか。例えば、本気で挑戦したけど惜しくも失注してしまった部下や、すごく頑張っていたのに不注意で大きなミスをして落ち込んでいる後輩に、このようなポジティブな言葉を上司、先輩から掛けるだけでも「次はもっと頑張ろう」と闘志を燃やすはず。きっと仕事への向き合い方が大きく変わっていくのではないでしょうか。
マンガ史上に残る名言中の名言
三井が中学の県大会の決勝戦の際、ラスト12秒で試合が終わる劣勢の中で、試合を諦めかけた時に安西先生が掛けた言葉『あきらめたらそこで試合終了だよ』
この言葉はマンガ史上に残る名言と言っても過言ではありません。
仕事においても、時に困難にぶつかることは多くあります。その時に諦めてしまえば、人は挑戦することをやめてしまいます。諦めなければ叶うなんて甘い世の中ではないですが、少なくとも諦めてしまったらその先はありません。当たり前のことのようですが、そんな、“諦めない気持ち”こそが大切だと教えてくれています。
考えて行動することの重要性
インターハイ神奈川県予選、湘北高校は4回戦まで順調に勝ち進みます。
デビュー戦からすべての試合で何もできず退場している花道は、赤木のもとを訪れ、教えを乞います。ここで赤木は花道の根性を認め、次の試合の鍵を握るかもしれないと考えるのでした。
花道はバスケ初心者であるものの、自分の無力さをしっかりと見つめ、自分が成長するためにはどうすればいいのかを考えて、行動に移しています。この、『考えて行動する』という行為こそ、ビジネスパーソンにとっても非常に大切なことなのではないでしょうか。考えるだけで行動に移せない人や、反省を生かさないままガムシャラに行動するタイプの人にとって、花道のこの姿勢は見習うべきポイントです。
今回はスラムダンク4巻〜9巻の中で人生や仕事において学べるポイントを紹介しました。次回は10巻以降で学びとなる考え方を伝えていきたいと思います。
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第3弾につづく