freee創業者、佐々木大輔氏が語る3ヶ月の使い方。

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この本で得れるものは?

やりたいことを一歩前に進めるノウハウ

表題にもあるように、本書では「3ヶ月」を1つのポイントにGoogleで得た経験と、“シェアNO1クラウド会計ソフト『freee』創業時”のご自身の実体験を元に一つのことに集中して取り組み、成果を出していくためのテーマの設定、目標・ゴールの決め方、スケジュールの立て方などが、ノウハウとして書かれている。

私自身も経験があることだが、新しいことに挑戦する際、細部にまで目がいってしまい、何から手をつけて良いかわからず、なかなか前に進まないことがあった。(正直今でもたまにある。)
当書では、その解決策を知ることができ、また、スケジューリングすることによりできる、非効率的な時間の使い方にまでおよんで綴られている。今回はその一部を紹介する。

目標は自分がコントロールできるものに。

例えば営業職であれば「3ヶ月で300万売上を作る」などを設定することが多いが、この目標では自分ではコントロールがきかず、お客様次第となってしまうため、結果として目標のためにとにかく頑張るしかない。という根性論のような事態になる。
そのため、目標設定の際はその一歩手前にある、“何件のお客様にお話をするか”。例えば「100件のクライアントに訪問する」などといった行動目標として立てる。これであれば自分でコントロールができる目標となる。

プロジェクトは同時並行しないこと。

3ヶ月でなんらかの成果を上げるために、同時並行でプロジェクト推進は極力避けること。1つのことに一点集中して進めていく。複数のことを詰め込みすぎると、それぞれのプロジェクトを言い訳にそれぞれが進まないこことになる可能性が非常に高い。

とにかくアウトプットをすること。

いくら素晴らしい理想を語っていても、どれだけいいアイデアやストーリーをもっていても、結果的にアウトプットしなければ「絵に描いた餅」なので意味がない。

「3ヶ月」の使い方で人生は変わる / 174ページより引用

「完璧なアウトプットかどうかより、アウトプットから何を学ぶか、
どうブラッシュアップしていくかを重視している。」

「3ヶ月」の使い方で人生は変わる / 174ページより引用

上記は当書での佐々木氏のお言葉を拝借した。

誰しもアイデアは頭の中に秘めているし、人の頭の中には世に出ていないが素晴らしいアイデアもあるはず。そんな素晴らしいアイデアもアウトプットをしないと意味がないだけでなく、そのアイデアに価値があるのかも判断ができない。とにかくアウトプットをしてみること。
そしてそのアウトプットから何を学び、改善・改良していくか。それが非常に重要なことであると感じた。


素晴らしいアイデアがありそれを実現したいと考えているが進め方がわからない方や、
これから新しいことを始めていきたいという方はぜひ本書を手に取り、
『一歩前に』進める方法を学んでみてはいかがだろうか。

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